【不実研究所 SR2002を開発】 不実研究所は9月12日、IT時代に有効な乱数生成SR2002 (Saikoro Ransuu 2002)を開発したと発表した。ブロードバンド上のオンライン商取り引きなど を安全に実現するために暗号などの手段が用いられる。現在、インターネット を表示する際に用いられるIE(いえー)に組み込まれている暗号では、その内部 で乱数を必要とする。その乱数をはっかーによる解読から防ぐためには、一取 り引きの度にサイコロを512回から1024回も振らねばならず、Y!A などに熱中 すると、入札価格を変更する度にサイコロを振ることから腱鞘炎になる人が続 出し、2002年度中に構築されるとされる電子政府でも同様の技術が利用される ことから完成が危ぶまれていた。しかし、今回、開発されたSR2002は、通常の 6面体サイコロを拡張し、2002面サイコロからなり、一回の取り引きにSR2002 を1回振れば十分であるようにした。しかも、従来の数学理論では不可能とさ れていた、2002面のどの面も等確率で出るようになっている。不実(株)では子 会社(100%出資)の不実研究所の今回の成果を電子商取り引きの決定打と考えて おり、クリスマス商戦に投入する見込み。価格は190円程度を予定していると 言う。